もしもし?感想 投稿者:痴漢 投稿日:2008/08/17(Sun) 23:22 No.21
恐縮ながら感想として新スレ立たせて頂きます。ご了承ください。 前置き。完売おめでとうございます。そして素晴らしい時間をありがとうございました。 そして感想へ。ただ、以下の感想はプレイ中に書き連ねた雑感に過ぎないので粗雑な文章が多分に見られます。もはや喧嘩売っているような文句や解釈がありますのでご注意ください。また、あえて推敲しなかったのは私の忌憚ない意見を表現できると踏んだからです。面倒くさかったからではないです。きっと。
ムービーがMADみたいでカッコいい。様々なシチュでの電話というサウンドノベル史上珍しい部類に入るであろうこの作品、ただ電話口ばかりで情景描写などが皆無であるのが残念。会話を淡々と読んでいても物語に入りきれない。 (ごめん嘘。コンプして気づいたよ。対話文だけでいいわ。軽いテンポで読めるし、雰囲気もいい。というか情景描写多かったら読むの止めてたわ) システム性に関しては言うまでもなく及第点。特に不祥事はありませんでした。 そして後に分かったのですが、章ごとにムービーを挟むのはどうなのだろうか。章ごとのオリジナルムービーならまだしも、全て同じムービーなのは流石にユーザーを飽きさせると思います。スキップできますが。
since1.天邪鬼と死神、まさか対話人物ですらも伏線だとは思いもよりませんでした。これは良いものです。 「ふんっ。別に徹ちゃんが死んだ後、捕まえに行ったっていいのよ。どこにいたってすぐに分かるわ」 「好きにしろ。俺にはどうもできん事柄だ。お前のことも、好きになれそうもない」 ここで強制オートモードとか何て事を!すげぇ良い所で酷い事を!読み返す為に何回起動し直したことか!鬼畜!外道!でも大好き! 兎に角、これは良い話でした。時折、どちらが私で私なのか理解が及びませんでしたが、それを含めても良い話でした。というか何この死神のツンデレっぷりは!強制入ってからの死神の可愛さは異常ですよ。
since2.オタク少年と魔法少女、ここで気づいたのですがsince1と違って対話人物が明細に描かれていることから、伏線ではないことが分かってしまいますね。ちょっと残念な気もします。 「なんでわたしはあの時気づけなかったんだろう。わたしたちは決して日常から抜け出せないんだ、って」 ここ一番の名言ですが、これが全てを物語っています。章だけでなく、ゲーム全体として日常と非日常の区別を表していますね。というかこの章は体験版に出せた通り本当に短編って感じがします。特に際立った伏線もなし、感動すべき場面もなく、といった感じではありますが、そこはかとなく感情移入しやすいものでもありました。この作品を手に取ったユーザーもまたオタクでもありますし、非日常に憧れてしまうこともあります。そういったことを含めて、この物語は良い短編であると思いました。まあ再確認、といった具合が多分ですが。 って、エピローグに先日行ったビックサイトが背景に使われていてガチで噴いた。 余談。このゲームの特性の携帯電話での対話、そして非日常に触れるだけ、という点からもしやすると主人公を更生させるために電話したのかなぁ、と勘繰ったりみたりして。全然違ったけど。
since3.非行少年と幽霊、なんだこのノリ。この組み合わせで来たら速攻でシリアスかと思ったのに。でも面白いから無問題。というか幽霊さんネタ満載ですよ。スクイズとかアクエリとか果てには遊戯王とか有り得ねぇ。と思ったら欧米ネタや尾崎や北斗やイチローまでも。 デッドノート(香澄の日記)でようやくわかったよ。謎は全て解けた!今までのノリ全てが伏線だったのか!すげぇ!いやっほぉーう! 「……俺を、見てろ」 この辺りマジでカッコええ!ここからラストに至るまでの龍大氏の神がかった勇ましさは云々。彼になら掘られてもいい。
since4.絶叫少女?と切り裂きジャック、いきなり時代を超えてるぅ!?こんなのもアリか?すげぇ!というか何だこの俺様だけど気弱なジャックは!いいよコレ!と思ったら絶叫少女もいい具合にツンデレっぷりを!なんてこった! 「電話……天下の切り裂きジャック様が電話に負けた……」 なんぞこれ。今回は電話を掛ける側も意識しないで相手先を決めたわけだけど、この"接続"自体はどうやっても切れないのか?これはこれで怖ぇ。演出も凝ってたし(後に幻覚だとわかって俺がっくし。 オチなしかぁ、と思っていた俺に何という仕打ち!巧いけど!巧い演出だけど!しかしまあ、このオチを許容してしまうと、この物語の特殊性自体を否定しているような気がしなくもないけど。まあピエロ氏の語っている侵食やら何やらという"物語"ではなく、ゲームとしてのストーリー(宣伝の類)のことですが。 ただエンディングの使い方は巧いと思います。
since5.幸福少女と天才科学者、ではなく被虐少女、もしくは変態少女の方が適切ではないかと思ったのは俺だけでいい。とまあ、幸福少女ってんだから天才科学者の要望でも回答自体が存在し得ないほど幸福なのかなぁ、と思ったのはこれまた俺だけでいいはず。 処で、天才科学者の思考がまさにあの聖杯のような形態ですね。過程を蔑ろにした願望成就機、まさにそれですね。除草剤が枯葉剤に見えたのも不思議ではありません。 というか彼らのノリは常人には分かり難い面白さがありますね。かゆうまからセーブポイントへの件には流石にセンスを感じました。具体的に言うとディスプレイが麦茶でびしょぬれです。 そして、これは最初の幸福議題が持ち上がったときに気づいたのですが、皆が皆、幸福になるのは決して幸福なり得ないということです。まさに彼女の言う通りですね。少し掘り下げて考えれば、デスノート問題と似たものになります。社会の不備を消してしまえば、不備を直す開発が出来なくなるという問題ですね。話を戻しますと、不幸をなくしてしまえば、対義である幸福を感じることが不可能になってしまう。不幸があるからこそ幸福ある。ピエロ氏の言の如く、幸福には上限があるということです。全てが幸福であれば、その全てが普通に変じてしまうからです。本末転倒です。哲学的名言で言えば"幸せは掴むものである"ということですね。医療や発明に頼るのではなく、努力をしろ、という話です。面倒になったのでこの話は終わり。
since6.普通少女と宇宙人、まさかの宇宙人。最終話だけに何か時間逆行以上に凄い展開になってきました!やだっ、大好き結婚して! というか、プロローグで前章の幸福少女が出てきましたが、クロスオーバーですか。いやはや、この展開は非常に好ましいです。物語に多分に介入するのではなく、こんな感じにちょこっと登場していただける辺り何とも言えない以下略。兎も角、これは美味しい。物語が連鎖していく光景はクロスオーバー至上の自分としては以下略。具体的な例としては、プロローグにて幸福少女がにゃんにゃんとお遊戯していて偶々窓から身を躍らす普通少女を見た的な描写をするとか?そして本文に入って普通少女が「もしもしが空に……(ビクビクッ」ってな感じ?もはや意味わかんね。というか力入ってんなこの章。対話相手と相まって壮大なことになってまいりました! 「でもここでは私が人類の代弁者ですよね?」……ッ!何て少女だ。とてもじゃないが普通な少女とは思えない勇ましさだぜ!普通少女ーッ!俺だーッ!結婚してくれーッ! と思ったら宇宙人氏も何やらすんごいカッコいい様子!宇ty以下略。 そして不意打ちに何というクロスオーバー!俺もう感激!もはや人生の一片の悔いなし!もう死んでもいいよ!…………くろス……おば………→セーブポイントに戻りますか?YES?NO? と、いきなり話は変わりますが、携帯電話が重なる背景画像の時、つまり何時も良い処で強制オートモードになるお馴染みの熱血シーンで宇宙人さんが発言した「存在ることを求められた未来への」という"存在る"は"ある"と解釈してもよろしいのだろうか?ルビ振りは見当たらなかったので一応というか俺はメモ帳に向かって何を以下略。 しかしまあ、壮大な始まりを迎えたこの章ではあるものの、気持ち的に何やら内容が薄いような気がしてならない。弁論が理想論すぎたことも否めませんが、やはり宇宙人の本音が分からなかったことも一因でしょう。つまり何か「地球キレイ。人類死ネ。デ、デモ、貴様ガ頑張ルンダッタラ見逃サナイ事モ無インダカラネ!?」ということか。やべぇ何やら宇宙人氏が可愛く見えてきて仕方がないッ!好きだーッ!けっこn以下略。
eplogue.エンディングー!そしてこれまた不意打ちにあの背景の神社がー!?ここで俺大泣き!キーボードが塩水で酷い事に!? 不意打ちの連続!選択肢登場!結果は言わずもがな、俺の純情を返して!わざわざセーブして期待しつつマウスを動かした俺の初めてを返して!わかってたけど!わかってたけどね!だけどそんな天邪鬼な定例会のメンバーが好き!大好き!けっこn以下略。 んで、ピエロ氏の正体シーンに関しては言うまでもなく、宗教団体の一員、と。嘘です、ごめんなさい。 というか、これまでの登場人物、皆一様に昏睡、つまり幻覚を見せられていたと言うことは対話相手全員が幻だったということですか!?まさか、そんな夢を捨てるような鬼畜的な真似を!流石の俺も我慢の限界のようだ!今からエアーズロック登って設定改変するように雨乞いしてくるわ!
総合評価:S(気持ち的に 章毎評価:天邪鬼=非行少年>幸福少女>普通少女>>>>絶叫少女>>オタク少年 総合評価に関しては言うまでもなく、最高ランク。これで文章も一流であったのならば保存用布教用永久保存用と三枚買っていたに違いない。 で、章毎の評価ですが、オタク少年、絶叫少女共にランクが低いのは会話後、主人公に何も生まれないからです。端的に言えば読了後の後味が他の章と比べて劣化していたからですね。絶叫少女に至っては唯一バットエンドですし。幻覚だけど。 そして天邪鬼と非行少年が上位なのは「初めてだから……優しくしてね?」的な新鮮味があったことは否めませんが、やはり主人公の人生に多分に介入していたからでしょう。宇宙人とか壮大なスケールではなく、個人の範囲内で、という意味で。まぁ感情移入し易かったこともありますし。何より、それらに加えて良い話でしたし。 幸福少女と普通少女に関しては、確かに良い話なのですが、両方共に理想論でしかなく、説得性にかけるからでしょうか。またキャラクターの人格が対話相手に負けている気がしますし。対話の結果論ではなく、会話の過程としてですが。例を挙げるならば、ヒロインに見せ場を奪われ過ぎたエロゲのようなものです。とらハ3とかが良い例です。
もしもし?の続編の企画が持ち上がっていたのであれば是非を問わずプッシュする所存。というかワンコインでこれだけのものがプレイできるとか俺幸せ!人気出てもおかしくないゲームだと思います。何せ超名作エロゲだって即座に積みゲーと化してしまう俺でさえ瞬きするのも忘れて没頭したゲームだもの。ただ少しキツいこと申し上げますと、物語性だけなら二流ですね。結構ありがちですし。まぁだからこそ携帯電話での対話だけの形態という特性を合わせれば一流に成り得るのですがね。そも、この形を取ってしまったからこそ、文章が劣化してしまうので、余り込み入ったことは言えないのですが。上々記に書いた通り、情景描写や状況描写が過不足な文章は軽く見られがちですしね。この辺の軽口は見なかったことにしてください。 ただ、携帯電話云々の着眼点などのセンスは凄いと思います。対話が多分にあるのは幾らか見かけたことはありますが、対話だけ、そしてそれを応用させた展開には度肝を抜かれました。
と、雑感はここまでです。書いた当初はこの三倍近くはあったのですが、無駄な雑学や比喩や告白が多かったので削りました。神聖なるOHPを汚すわけにはいかなかったので。
最後に一言、 もしもし?買ったよ!楽しかったよ!以上!
Re: もしもし?感想 R+R 2008/08/21(Thu) 03:13 No.22
熱心な感想ありがとうございます。 制作者の一人としてとてもうれしいです。
「もしもし?」の続編は制作していませんが、また違った私たちの作品を制作していますので、そちらのほうもよろしくお願いします。
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